城山太鼓の曲目紹介
城山太鼓には、いろいろな方法、内容の打ち方がありますが、次の三部で構成される「一向一揆太鼓」という演目があります。
第一部 「豊年太鼓」
野良仕事に明け暮れる百姓たちが余暇を見つけては村の広場に集まり、太鼓を持ち出し長閑に打ち鳴らす平和な山村の風景を描いています。
第二部 「嫁取り合戦太鼓」
一向衆農民たちが秋の穫り入れが終わり、収穫の歓びを神に感謝し捧げるため、面白おかしく太鼓を打ち鳴らし、その中で一人の娘をおらが嫁にと、太鼓の腕前を競い合って取り合うという“嫁取り合戦”の模様を表現しています。
第三部 「決戦の太鼓」
鳥越城は“百姓の持ちたる城”といわれるように、鳥越の歴史は一向衆の歴史でもあります。加賀一向一揆は、富樫氏を倒しましたが、織田信長の配下柴田勝家が鳥越城主を滅ぼし、信仰に燃える人々が鳥越城の奮回を目指したものの信長に鎮圧され、ここに加賀一向一揆は終わりを迎えました。この地で悲惨な最後を遂げた一向衆門徒を偲んで、鍬を槍に、鎌を刀に持ち替えた農民たちが戦国大名の軍勢に立ち向かうという、戦場での一向衆徒の奮戦の勇姿を描いています。
打ち手の心にかくたる心情が無くては打ち得ない、加賀一向一揆以来の村人の心の和が無くては打ち得ないという会員の自負心がある城山太鼓。
門徒衆の心に届とばかりに打ち鳴らす太鼓の音を、機会がございましたら是非一度お楽しみ下さい。