志賀疾風太鼓保存会

志賀疾風太鼓由来書

 世に太鼓の音ほど勇壮に、切々と訴えるように響くものはない。悲しい時につけ、喜ばしい時につけ、人の心を鼓舞激励し、またわびしさをも慰めてくれるものはあるまい。
  その昔、海神わたつみの族(阿曇族あずみ)が住んだといわれるこの志賀の里に綿津見わたつみ三神さんじんを奉ずる阿曇族が筑前の國志賀の島から疾風に帆をかけ日本海の荒波を越え、黒潮(対馬暖流)にのって北上し百浦に漂着した。さらに福野潟をさかのほって安津見の地に宮居みやいをさだめたのが古代志賀のはじまりと伝えられている。
 
その 阿曇族が遥か故郷の空をしのび郷愁の念断ちがたく、疾風の迫るが如く力強く勇ましく太鼓を打ち鳴らしてその音に望郷のせつない思いをいやしたという。それがやがて年を経、大漁、豊作の願いをこめて打ち鳴らす祈願の太鼓ともなり、或いはまた何か事ある毎に喜怒哀楽の心を託した鼓舞の太鼓ともなり、更には除魔、鎮守の役目をもはたしたかも知れない。とりわけ神事祭礼の折にはこの太鼓がなくてはならぬたのしいものの一つとして、永い間人々の心の支えとなり今に受け継がれてきたのであろう。
 
かくて大正12年「志賀太鼓打競技大会」が創設されて以来、今も尚この太鼓が最古の傳統芸でんとうげいとして郷土に栄えている。このたびこの太鼓を郷土の誇り芸に指定、「志賀疾風太鼓」のなのもとに名物として発足することになり、後の世まで長く保存普及をはかり、鳴らし続けていきたいと願う所以ゆえんであり、発足の由来書とする次第である。
                      
                                      昭和49年 1月 吉日
                                           志賀町観光協会
                                           志賀疾風太鼓保存会                     

 平成19年2月23日(金) 突撃レポート取材

 石川の伝統の太鼓を紹介したいという企画に賛同してくれる仲間とともにようやく活動を開始しました。
まずは、能登の太鼓から紹介させていただこうと思います。
記念すべき第1回目の紹介に選ばせて頂いたのが羽咋郡志賀町の志賀疾風太鼓保存会です。

志賀疾風太鼓は大ばい小ばいの2人が1組となって調子を合わせ、力強く勇壮に打ち鳴らすのが特徴。
力強い独特のリズムの繰り返しですが、基本のリズムをアレンジすることや表現の違いまた、同じ太鼓を打っていても一人一人の音やスタイルが違うなど個性が生かされていて見ていて楽しいです。
迫力というよりも音の厚みに聴き入り、力強く勇壮でありながらも軽快なリズムに自然と身体もノリだします。
練習では、最初から最後まで通すことはめったにないとのことでしたが、法螺貝と笛・鉦入りで通しで聴かせていただいたのでした。私たちだけの為に…感激です!

奥能登の太鼓は面を付けて打つのが普通ですが、志賀の太鼓は面を付けないので顔の表情も大切。とにかく一生懸命楽しく打つのが志賀の太鼓の基本。口能登のリーダチームとして誇りと威厳をもって活動していきたい。と熱く語って頂きました。

伝統を継承していく上で若手・ジュニアの育成にも力を入れています。
                  (毎週日曜の夜にジュニア小1〜中3の指導をしています。)

志賀疾風太鼓保存会 練習風景です。 ーも

ほら貝にチャレンジ”  Kさんコメント

「ほほをすぼめ 口を閉じ 舌を少し出して、吹く時に舌をひっこめ少しづつ息を 出すんだよ」 言う言葉は簡単に、やってみるとこれが難しい!! ほほをふくらませ一気に吹いてしまう。
頭がクラクラ〜〜〜〜  意識が遠のきそう・・・・・・
口の横に当てた方が音が出やすいよ、と言われるけど唇の横に力が入ってしまう。
「その音違う」 「その音!その音!」 あぁ〜この音ね♪ 解ったけど続かない (*U*)
結構頑張ってみたんだけど、ギブアップ!! 悲しい・・・・ 一緒に行ったYさん、何度かトライ後「その音!」が続くのだ! やっぱり何させても上手い奴だ(ウン)
機会あれば又チャレンジするぞ! 意気込みだけは強いんだな私。


Yさんコメント
ほら貝は初めて見ました。見る前は貝の細いところを切っただけだと思っていたんだけど、実際はちゃんと吹くところが作ってあって中はコルクの様でした。いよいよ音を出そうと吹いて見たんだけど、空気の抜けるような「すーすー」と言う音はするんだけどなかなかほら貝の音は出ませんでした。最後に少しだけ音が出た時は嬉しかったです。もっと練習してみようと思います。




「第10回 これでもか!太鼓」 平成19年11月18日(日) 能登ロイヤルホテル    

          * 写真をクリックすると拡大写真をご覧いただけます。
開催によせて
志賀の太鼓連絡協議会会長  高野 靖博
 「太鼓の里 志賀町の伝統と創造」
 太鼓は人類にとって、無限の生命力と、不滅の魂を与えてくれる不思議な魔力をもった楽器であります。太鼓の響き、韻き、轟は、私たち人間が体内にもつ1つの太鼓(心臓)のリズム、鼓動と共鳴、共感し、相乗感は体内に眠っている原始の血を蘇らせ、血湧き肉躍らせ士気昂揚し、明日に向かって翔く『いのち』の想像力となるのです。
  さて、早いもので、当イベント第10回の節目の年を迎えることができました。10年一昔ともうしますが、こうして継続して開催できましたのも、皆様方の厚いご厚情の賜物と、会員一同、感謝しております。地域固有の宝としての太鼓の魅力を再認識して頂き、伝統と創造と融和を次代に託して、“第10回「これでもか!太鼓」”を開催いたします。じっくりとご堪能いただき、和太鼓の素晴らしさと、「志賀町」の伝統の素晴らしさを感じ取っていただければ幸いです。                                          パンフより抜粋

 


イベント出演予定

.・7月20日(日) 第46回 長谷部まつり 石川の太鼓共演
                   穴水宝山マリーナ特設ステージ(穴水町川島)